【試合結果】2019天皇杯全日本サッカー選手権大会 香川県代表決定戦 準決勝 vs四国学院大学

2019年03月31日 13:00 KICK OFF @香川県総合運動公園 生島メイン

多度津フットボールクラブ   四国学院大学
1
1前半0
0後半2
延長前半
延長後半
PK戦
2

得点者(アシスト者)

27分 梶山勝矢 (大山泰雅)【多度津FC】
67分 祝佳史 (安永耕太)【四国学院大学】
74分 佐藤拓也(岡田大介)【四国学院大学】

警告・退場

【警告】福島凌(四国学院大学)
【警告】中村将英(四国学院大学)

先発

ポジション 背番号 選手名
GK 1 川尻慶太
DF 6 緒方俊寛
DF 13 中土井稔
DF 19 松島圭汰
DF 40 堀川尚人
MF 4 黒田慎一郎
MF 8 大山泰雅
MF 15 中村優仁
MF 18 藤本拓真
MF 26 梶山勝矢
FW 10 三原圭太

控え

ポジション 背番号 選手名
GK 24 三木和也
DF 23 福本恵介
DF 28 寺村海信
MF 22 白井辰輝
MF 25 赤木達弥
MF 38 浜辺真一
FW 11 岡田倫太朗

選手交代

OUT IN
78 15 中村優仁 11 岡田倫太朗
80 8 大山泰雅 22 白井辰輝
86 18 藤本拓真 38 浜辺真一
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多度津FC ㉖梶山のスーパーゴールも四国学院大学に逆転負け。


第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会香川県予選 準決勝。
準々決勝の高松大学戦を㉖梶山のゴールで突破し迎えた準決勝、対戦相手は四国学院大学。
多度津FCの先発はGK①川尻、DF⑥緒方、⑬中土井、⑲松島、㊵堀川、MFに④黒田、⑧大山、⑮中村、⑱藤本、FWに⑩三原と㉖梶山の布陣。SUBに㉔三木、㉒白井、㉓福本、㉕赤木、㉘寺村、㊳浜辺、⑪岡田


天気は晴れ、雲一つない。しかし聖地生島に早朝から強風が吹き荒れる。
コイントスで前半は四国学院大学(以下四学)が風上を選んだ。
前半開始
予想以上に風の影響があった、四学から入れられるGKからのロングボールもエリア手前まで飛んでくる。
⑲松島を中心とした多度津DF陣は徹底してはじき返すが中々前に進めない。開始から一進一退の攻防が続くがお互い決定機が作れない。
両者リスクを負わず淡々と時間が過ぎる。
しかし試合は突然動いた。
前半27分、⑧大山がセンターライン付近で相手ボールをスライディングでブロックするとボールは目の前にいた㉖梶山の元へ転がる。梶山はこのボールを素早くターンした瞬間右足を振り抜く。ターンからキックの動作が早すぎて誰もついて行けない、そして放たれたふわりとしたボールは会場の時を止めた。この会場にいた全ての人がボールの軌道を見送るしか出来なかった。GKも見送るしかなかった。美しい放物線を描いたボールがゴールに吸い寄せられる。静まり返った会場が一気に爆発する、膠着状態の試合を梶山が動かした【1-0】
ここから攻勢に出る多度津、36分には⑧大山のスルーパスに抜け出した㉖梶山がミドルを狙うが枠の外。
39分、⑧大山ー㉖梶山ー⑱藤本ー⑩三原とダイレクトで繋ぎ三原がゴールを狙うが枠の外。
41分、ペナルティエリア左角付近で㉖梶山がFKを得る。キッカーは梶山、梶山はじっと中を見つめ一息つくと短い助走から右足を振り抜いた。梶山の右足から放たれたボールは一直線に強烈な勢いでゴールに飛び懸命に飛びついたGKの手を越えゴール右角上段に突き刺る!!
「スーパーゴール!!」、またしても梶山が会場の度胆を抜くゴールを決めた。
主審もセンターサークルに腕を伸ばしゴールの判定を出す・・・が副審のフラッグが上がっている。
「?????」何が起こった?直接FKでしょ?主審が副審の所に駆け寄る。しばらく協議し主審が判定を出す
「ノーゴール」
スーパーゴールが一転してノーゴールに。
動揺する選手を懸命に落ち着かす。
前半はこのまま終了。


後半に勝負をかけてきた四国学院大学


ハーフタイムで四学は前線を一気に3枚変えてきた。
後半開始。
FKのショックもポジティブに切り替え後半に入る多度津。序盤は無難にさばいてきたが徐々に四学ペースになる。
そして後半67分四学、センターサークル付近からのロングスルーパスが多度津DF背後に繋がる。GK①川尻が懸命に詰め寄るがゴールに流し込まれ同点に追いつかれる。【1ー1】
まだ同点、仕切り直す。
69分、左サイドを崩した⑱藤本のクロスに⑧大山がダイビングヘッドで飛び込みGKと交錯気味になるがゴールの外。
続く72分、中央付近でボールを奪いカウンター、㉖梶山が持ち込むと右サイドフリーの⑮中村にラストパス、シュートブロックに懸命に飛び込んできた相手DF2枚を⑮中村は切り返しで完璧に置き去ると左足でゴールに流し込む。GKも反応できず見送るがポストに弾き返された。
逆に74分、右サイドから四学のカウンター、懸命に戻る多度津DF陣だが四学も速い、一気になだれ込んできた四学のカウンターに最後は中央フリーの選手に決められ逆転される。【1ー2】
残り時間が少なくなる。
多度津は⑪岡田、㉒白井、㊳浜辺と投入しゴールを狙う。
最後まで必死にゴールを狙うも試合はこのまま終了のホイッスルが鳴る。静まり返り微妙な空気が流れる会場。
多度津FCの天皇杯はここで終わることとなる。
悔しいが一度確定した判定は覆らない、試合後廊下でうずくまる梶山の肩を叩くことしかできなかった。

たくさんの応援ありがとうございました。
残念ですが結果を受け止め次週から開幕する四国リーグに気持ちを切り替えていきたいと思います。
入場の時たくさんの方が多度津のタオルマフラーを掲げてくれた光景はチームに勇気と力を与えてくれました。
今後ももっと応援されるチームを目指し頑張りたいと思います。