【試合結果】 第55回全国社会人サッカー選手権大会 四国代表決定戦 vs麻生フットボールクラブ

2019年07月30日 11:00 KICK OFF @高知県春野総合運動公園陸上競技場

多度津フットボールクラブ   麻生フットボールクラブ
5
1前半1
2後半2
2延長前半0
0延長後半0
PK戦
3

得点者(アシスト者)

3分 馬場亮汰 (中村優仁 )【多度津FC】
12分 青木芳史 (岩岡瑛司) 【麻生フットボールクラブ】
48分 堀内勇佑【麻生フットボールクラブ】
72分 岩岡瑛司 【麻生フットボールクラブ】
79分 三原圭太 (福島崇斗) 【多度津FC】
80+2 中土井稔 (福島崇斗) 【多度津FC】
ex82分 浜辺真一 (三原圭太) 【多度津FC】
ex88分 中村優仁 (三原圭太) 【多度津FC】

警告・退場

【警告】堀内勇佑【麻生フットボールクラブ】

先発

ポジション 背番号 選手名
GK 1 川尻慶太
DF 6 緒方俊寛
DF 13 中土井稔
DF 19 松島圭汰
DF 40 堀川尚人
MF 2 福島崇斗
MF 8 大山泰雅
MF 15 中村優仁
MF 18 藤本拓真
FW 20 馬場亮汰
FW 10 三原圭太

控え

ポジション 背番号 選手名
GK 24 三木和也
DF 29 野村一稀
DF 30 石井優河
MF 31 大西晃広
FW 38 浜辺真一

選手交代

OUT IN
HT 20 馬場亮汰 38 浜辺真一
54分 8 大山泰雅 30 大西晃広
93分 6 緒方俊寛 30 石井優河
97分 18藤本拓真 29 野村一稀
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第55回全国社会人サッカー選手権大会 四国代表決定戦。
昨日の1回戦を勝ち抜き迎えた代表決定戦。勝てば2年ぶりの全社出場が決まる。
対戦相手は愛媛県代表の麻生フットボールクラブ。愛媛県リーグ所属だが前日は四国リーグにも所属していた高知の中村クラブを4-0で退け代表決定戦に進んで来た。初対戦なので未知数である。
多度津FCの先発は昨日の試合からGKを㉔三木から①川尻へ変更、DFは⑥緒方、⑬中土井この日はDFに⑲松島、㊵堀川。MFに②福島、⑧大山、昨日不在だった⑮中村が右、⑱藤本が左に入りFWに⑳馬場、そして昨日大爆発の⑩三原の布陣。
SUBには㉔三木、㉙野村、㉚石井(優)、㉛大西、㊳浜辺
昨日はうっすらと曇っていたが今日は完全なる晴れ。気温も高い。この試合もクーリングブレイクタイムが設けられた。40分ハーフの試合は多度津FCのキックオフで試合開始。
まずは相手の様子を伺いながらと思っていたが開始早々の3分、⑧大山のパスカットから⑩三原へ、三原は右サイド⑮中村へボールを広げると中村の突破から中央⑳馬場へ、馬場はこのボールをダイレクトでゴールに突き刺しあっさり先制点を奪うことに成功。【1-0】
続く10分、②福島の突破から右サイド⑮中村へ、中村はシンプルに中へ入れると⑱藤本がフリーでシュート、このシュートはDFに当たり跳ね返されるがこぼれを⑩三原が押し込むがボールは枠の上。
幸先よくチャンスを掴めたが対戦相手、麻生フットボールクラブの選手の能力が高いのはすぐわかった、そして洗練されたチームワークとカウンターは確実に県リーグレベルでは無い。
前半11分、その個人技が多度津DF陣に襲いかかる。1本の縦パスが相手FWに入るとプレスに行った⑥緒方、㊵堀川の間を反転と同時に上手く入れ替わられ突破される。GK①川尻と1対1に持ち込まれ川尻の反応も届かず同点ゴールを決められる。試合は振り出しに。【1-1】
1度目のクーリングブレイク、帰ってきた選手が口々に言う。「強いよ!」「舐めてかかったらやられる!」こちらが感じていたこととほぼ同じ。カテゴリーは関係ない。
試合再開もなかなかペースが掴めない。相手のカウンターを警戒してかなかなかプッシュアップできないし奪ってもサポートの距離が遠い。前半は膠着状態のまま終了。
ハーフタイム、思い切って⑳馬場に代え㊳浜辺を投入。1枚目のカードを切る。
後半開始
46分、左サイド⑲松島から⑱藤本へ、藤本はダイレクトで中央DFライン背後に走り出した⑧大山にパスを送ると抜け出した大山はGKと1対1に、しかし絶好のチャンスに大山のシュートはGKのセーブに防がれてしまう。
直後の48分、左サイドから中央へ細かいパスとドリブルで侵入される。多度津DF陣も懸命にアタックに行くが中央を崩されゴールを決められ逆転される。【1ー2】
54分、⑧大山に代わり㉛大西がボランチに入る。
反撃に出たい多度津FCだが効果的な攻撃ができず時間だけが過ぎていく。
そして決定的な瞬間が訪れる。72分、中盤やや右サイドから麻生のFK、ロングフィードが中央に入れられると相手選手がヘディングで後ろにそらす、この背後に流れたボールをフリーで決められ決定的な追加点を決められる。【1ー3】
残り時間は8分+アディショナルタイム。多度津はDF⑬中土井を前線に上げ3-4-3の布陣に。
攻めに出るしかない多度津、75分、②福島からその⑬中土井へスルーパス、中土井の突破から中央㊳浜辺へクロス、浜辺は懸命に体を投げ出し飛び込むがシュートはわずかに枠の横。
77分、今度は⑩三原のクロスに㊳浜辺がシュートに行くがGKセーブ。怒涛の反撃もゴールが遠い。
残り時間もわずかの79分、⑱藤本のパスカットから左サイド②福島へ、福島が中にクロスを送り㊳浜辺が飛び込むもヒットせず、しかしこのこぼれ球に反応した⑩三原が冷静に流し込む!!
すかさずボールを拾う⑩三原、まだ時間はある。【2ー3】
クーリングブレイクの時間も加わり後半アディショナルタイムは7分。最後の力を振り絞り前に出る。
そしてアディショナルに突入した82分、またしても左サイドを抜け出した②福島がフリーでゴールに迫る。一気に加速した福島はシュートかと思ったがラストパスを⑩三原へ、三原はGKが反応していると気づきこのボールをスルー、その奥に走りこんで来ていた⑬中土井が無人のゴールに流し込んだ!!
飛び出すベンチ!!。多度津FC、土壇場で同点ゴール。
試合再開、アディショナルタイムも残りわずか、ラストワンプレー、逆転を狙い勢い⑬中土井が右サイドを突破する。中には㊳浜辺と⑩三原がなだれ込む。中土井はクロスを入れると⑩三原に、ゴールまで後1メートル、三原はDF1人を交わし最後のシュートを放つがGKのセーブ。逆転ならずこのまま試合は10分ハーフの延長戦へ。
相手の足は完全に止まっている。このテンションのまま逆転を狙う。
延長前半、完全に多度津ペース。
延長前半2分、㉛大西のスルーパスに⑩三原が一気に抜け出す。完全なるフリーの三原はエリア内に侵入すると飛び出すGKを見て左にパス、走りこんで来た㊳浜辺が無人のゴールに流し込む。
多度津FC遂に逆転成功。【4-3】
更に延長前半8分、ドリブルで㊳浜辺が突破、中の⑩三原にパスを送るがDFクリア、しかしこのセカンドボールを⑮中村がダイレクトで⑩三原へ、三原はもう一度中村へリターンをし中村は冷静にゴール。多度津更に追加点【5-3】
延長後半、最後まで絶対集中を切らすなと鼓舞するキャプテン⑲松島。
後半3分に⑥緒方out㉚石井(優)in
後半7分には⑱藤本out㉙野村in
時間はこのまま過ぎ試合終了。
多度津FC土壇場で同点から延長逆転という劇的な試合展開を制し2年ぶり2度目の全社出場を決めた。

正直、諦めてもおかしくなかった試合展開を土壇場でひっくり返したこの試合。2日連続の試合にも最後まで足が止まることなく走り切り最後まで諦めず戦った選手たちに素直におめでとうと言いたい。昨年は天皇杯で1勝を挙げることができました。今年は全社で1勝を挙げることを目標に残りのリーグ戦、そして全社本番に向かいたいと思います。
2日間暑い中、遠く高知県まで応援に駆けつけて頂きありがとうございました。