四国リーグ最終節、多度津FCの成績は既に2位以上が確定していたものの、選手たちは最後まで全力で戦う決意を持ってピッチに立ちました。
首位FC徳島との得失点差20点以上という逆転が厳しい状況にも関わらず、消化試合とせず、この試合を勝ちで締めくくる意気込みで臨みました。
試合は開始早々、7分に動きます。右サイドを駆け上がった13番福島の正確なクロスに、14番梶山がピンポイントで飛び込み、先制点を奪取。
多度津FCはその後も攻め続け、チャンスを作り続けましたが、追加点には至りません。
そして39分、ゴール前の混戦からPKを与え、これを決められ1-1の同点で前半を折り返します。
後半も互いに一進一退の攻防が続く中、65分、6番三原向がエリア内で倒され、今度は多度津FCがPKを得ることに。
10番三原圭太がこのPKを冷静に決め、再びリードを奪います。
そのまま逃げ切るかと思われた86分、相手のコーナーキックから同点弾を許し、試合は2-2のまま終了のホイッスルが鳴りました。
試合終了後、選手たちは悔しさを滲ませながらも、今シーズンの全力を出し切ったという充実感が漂っていました。
この一戦は、ただの結果以上に、多度津FCが積み上げてきた努力と成長を象徴する試合となりました。
結果、今シーズンは11勝2敗1分、得失点差+28の堂々たる2位でフィニッシュ。
これまでの多度津FCの歴史の中で最高順位を記録するシーズンとなりました。
この結果を得られたのは、日頃から応援していただいている皆様と、支援してくださる企業様のおかげです。
リーグ戦は終了しましたが、10月の全国社会人サッカー選手権大会(全社)に向けて、まだまだ集中を切らさず、さらなる高みを目指して挑戦を続けていきたいと思います。これからも変わらぬご声援をよろしくお願いいたします!